肝斑とは治りにくいとされるシミの一種です。
30代から40代の女性を中心にみられる頬骨のあたりを中心にもやっとした形であらわれるシミで、こめかみなどの額や鼻の下などにもみられます。
肝斑は女性ホルモンが関係することが指摘されており、妊娠・授乳・ホルモン剤(ピル・経口避妊薬)の服用などをきっかけにできることもあります。また、精神的なストレスによってホルモンバランスがくずれることが影響する場合や、強い刺激による過度のマッサージなどの物理的な刺激でも悪化する場合もあります。
このように体の内面からの原因によることが多い肝斑ですが、紫外線により更に濃くなることもあるため、紫外線対策は万全にする必要があります。
肝斑は通常のレーザー治療が効きにくいとされるシミで、内服による加療が基本となります。当院では肝斑の加療に対して次の5つの内服薬を提案しております。(自費診療となります。)
ビタミンCは、メラノサイト(シミを作る色素細胞)がメラニン(シミの色)を作りだす過程で、複数の段階に作用してメラニンの産生量を抑えます。L-システインと同様にメラニン産生の初期に働くチロシナーゼの活性を阻害します。また、メラニン(シミの色)が作られる際にその原料となるドーパを還元してシミを作りにくくする作用もあります。さらに、すでに蓄積されてしまったメラニン(シミの色)に直接作用してそれを還元することでシミを薄くします。
1か月30日分 (200mg×90錠) |
1日3回 各1錠ずつ | 1,000円(税抜) | 1,100円(税込) |
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メラニン(シミの色)の排出を促します。血流をアップすることで血行を良くして年齢と共に生じる顔のくすみを改善することができます。その他に抗酸化作用により動脈硬化を予防して血管を健康に保ったり、血中の悪玉コレステロールを抑制したり、赤血球の破壊を防いだりする作用もあります。また、細胞の酸化を防ぐため老化防止にも効果があります。ビタミンCとビタミンEを一緒に取ることでビタミンCの効果をより高めることができます。
1か月30日分 (50mg×90錠) |
1日3回 各1錠ずつ | 1,000円(税抜) | 1,100円(税込) |
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L-システインはメラノサイト(シミを作る色素細胞)の中でメラニン(シミの色)がつくられる時に最も初期に働くチロシナーゼという酵素の作用を抑えたり、チロシナーゼ自体の生成を阻害する効果があります。その他に皮膚の新陳代謝を促進しターンオーバーを活発にすることでメラニンの排出を促すことができます。
1か月30日分 (80mg×90錠) |
1日3回 各1錠ずつ | 1,000円(税抜) | 1,100円(税込) |
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トランサミンなどで知られている成分でイオン導入や化粧品などにも使われています。
女性ホルモンや紫外線など皮膚の内外でさまざまな刺激を受けることによって、メラノサイト活性化因子がメラノサイト(シミの色素を作る色素細胞)に作用し、メラニンの産生を促すために肝斑が発症すると考えられていますが、トラネキサム酸はこの時にシミを作る働きのあるメラノサイト活性化因子の一つのプラスミンの働きをブロックします。これによりメラニンを作り出す前の段階でメラノサイトの活性化を阻害し、肝斑の発生を抑えることができると考えられています。
1か月30日分 (250mg×90錠) |
1日3回 各1錠ずつ | 1,500円(税抜) | 1,650円(税込) |
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タチオンなどで知られている成分で、美白注射・白玉点滴・白雪点滴などの名称で美容皮膚科などで人気のある注射としても使われています。
グルタチオンは人間の体内に広く分布するアミノ酸が3つ結合したペプチドという化合物で、一般に20代をピークに加齢とともに減少していきます。強力な抗酸化作用があるため、アンチエイジング効果があり、人間の身体をいわゆる錆びつきから守ってくれる代表的な物質です。また、肝臓の解毒を助ける働きによってデトックス効果があります。また、免疫システムにおいても重要な役割を担っており、アレルギーや喘息などを抑える効果もあります。優れた抗酸化作用により、アンチエイジングだけでなく慢性疲労にも効果を発揮します。
1か月30日分 (50mg×90錠) |
1日3回 各1錠ずつ | 1,500円(税抜) | 1,650円(税込) |
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1か月30日分 (100mg×90錠) |
1日3回 各1錠ずつ | 2,000円(税抜) | 2,200円(税込) |