当院では、従来の西洋医学だけでなく東洋医学も積極的に活用しており、特にニキビ対する漢方治療に力を入れています。
東洋医学は、太古の昔より女性を大切にする医学であり、一人一人にあった治療を提案・提供する事が最大の特徴です。
ニキビそのものの症状状だけでなく、体質や性格といった患者様ごとの背景も含めて診察し、幅広い視点から最善と思われる漢方薬を処方致します。
ニキビは、日常ありふれた疾患で患者様の数も多い疾患です。
2008年に尋常性痤瘡(ニキビ)治療ガイドライン(日本皮膚科学会ガイドライン)が定められ、漢方治療も他の治療が無効、あるいは他に治療が実施できない状況の選択肢の一つとして推奨されています。
皮膚科の漢方治療では、皮膚表面の症状だけでなく、皮膚以外の原因を根本的に是正していく考え方があり、西洋医学的治療では効果が得られない難治性症例に対しても、体質や病態に応じた漢方薬を併用することが治療の一助となります。
東洋医学では人間の体は「気」「血」「水」によって作られていると考えられ、これを整えていくことが基本となります。
「気」・・・経路を通じて身体のすみずみまで行き渡る気の流れ
「血」・・・血管を通じて身体全体に流れている血の流れ
「水」・・・細胞の中の水分を含めた身体全体の水の流れ
これらの流れを正常にすることで病気を治していきます。
慢性期の化膿傾向を伴った青年期のニキビに効果的です。
初期のニキビに頻用される漢方薬で、炎症反応が比較的弱く、小膿疱が散発的に認められるタイプに効果的です。
顔面の充血性のニキビ、体が丈夫で元気な男子に効果的です。
月経の伴い悪化するニキビ、皮膚の乾燥やシミ・ソバカスなどのある場合に効果的です。