インフルエンザは、発熱・全身倦怠感・筋肉痛・のどの痛みなどの症状が出る、いわゆる風邪とは原因となるウイルスが異なる感染症です。
インフルエンザウイルスは、A型・B型の二種類に大別され、毎年冬に流行し、非常に強い感染力があります。
インフルエンザの潜伏期間は概ね1~5日で、2~3日程度(長い方は1週間程度)の高熱が続きます。多くの場合は、1~2週間で軽快しますが、抵抗力の弱い方は重症化することがあります。
インフルエンザ予防の基本はワクチン接種を受けることです。
もちろん、ワクチンを接種したら絶対にインフルエンザにかからないという事ではありませんが、万が一インフルエンザにかかってしまった場合に重症化を防ぐことにも繋がります。
インフルエンザは、例年通常は冬の始まりから春先にかけて毎年流行します。ワクチンが効果を発揮するのは接種して2~3週間後から約5ヶ月間だと言われているため、接種時期は10月上旬~12月末が良いとされています。
成人の場合は基本的には1回の接種で効果が得られますが、小児や高齢者の方は免疫が獲得されにくいため、2回接種をおすすめしています。
1回目のワクチン接種から2~4週おいて2回目を接種すると効果的です。
当院では、通常のワクチンとは異なる流通量の少ない希少な無添加ワクチンを使用しています。無添加とは、副作用やアレルギーに影響のある水銀・ホルマリン等が入っていないワクチンのことです。
当院のインフルエンザワクチンは全て無添加ワクチンを使用しています。
チメロサールは殺菌作用のある水銀を含む防腐剤であり、エチル水銀とよばれる有機水銀を含みます。チメロサールは複数回接種用のワクチンバイアル等の開封後の細菌汚染防止のために古くから用いられてきた物質です。
チメロサールは、エチル水銀とチオサリチル酸とに分解され、エチル水銀(有機水銀)が人体への毒性が懸念されています。
1990年代に自閉症等の発達障害との因果関係の可能性が指摘されたことから、妊娠中の暴露を防ぐためにワクチン全般において予防的な対応が大切という視点から、各国がワクチンからのチメロサール除去と減量の努力を行っています。(厚生労働省配布資料より)
また、小児や高齢者に血管炎を引き起こし、重篤な疾患を生じることがあります。(これは当院院長がこの副作用について皮膚科領域で初めて発表し、第39回日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会総会・学術大会金賞を受賞しました。)
一般の予防注射(不活化ワクチン)には細菌汚染を防ぐためチメロサールと呼ばれる防腐剤(有機水銀)が含まれています。1つの瓶から数人分に分けて使用するため、防腐剤が添加してあるのです。
チメロサールフリーワクチンは1つの瓶から数人分に分けて使用するのではなく、1つの注射器が1人分となっています。ワクチンを無菌状態に保つため、1人分ずつ個別の注射器につめて製造されている、手間のかかった生産量が少ない非常に貴重なワクチンです。
チメロサールを含まないチメロサールフリーワクチンは有機水銀の体内蓄積と副作用の心配がないだけでなく、アレルギー反応のリスクが少なく、注射時の痛みや腫れも軽減されます。
生産量が少ないため数に限りがあります。なくなり次第終了となりますので早めにご相談ください。
通常のインフルエンザワクチンは添加物としてホルマリン(ホルムアルデヒド)が含まれています。ホルマリンは、シックハウス症候群、蕁麻疹、刺激性皮膚炎の原因となることが知られています。
当院ではホルマリンを含まないホルマリンフリーのインフルエンザワクチンを採用しています。
大人 | 4,400円(税込) |
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小児 | 4,400円(税込) ※1回目・2回目ともに |
ご予約不要・当日接種も可能ですが、ワクチンの数に限りがあり、なくなり次第終了となりますのでご了承ください。
ご不明な点などがございましたら、お電話にてお問い合わせ下さい。
また、ご来院の際には、事前に予診票をご記入の上お持ち頂き、
ご来院時に受付にお出し下さい。
※あらかじめ、検温を済ませてご来院頂けますとスムーズです。
※13歳未満のお子様は、必ず母子手帳をお持ちください。
お忘れの場合は接種をお断りさせていただきます。
インフルエンザワクチン接種は予約制ではございませんので、直接ご来院ください。
土・日・祝日と平日午後はスタッフの状況によっては、接種を実施していない日や時間帯がある場合がございます。可能でしたら、平日午前中の受診にご協力くださいますようお願い申し上げます。
インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンとの接種間隔については、厚生労働省より同時接種可能である事が発表されておりますが、副反応がご心配な方は2週間空けての接種をご検討ください。
※高校生までは予診票下部に保護者のサイン(同意)が必要になります。
※小学生までは接種時に保護者同伴が必要です。
最も多い副反応は、注射部位の熱感・発赤・疼痛・しびれ・硬結・皮下出血です。
ほとんどは3~7日程度の経過観察で治りますが、稀に1ヶ月程度、接種部位の鈍痛が続くことがあり、発赤が肘を越えて広がったり、ただれた場合には、改めて当院を受診して下さい。(注射部位が腫れやすい方、腫れた方は、氷などで接種部位を冷やして下さい)
予防接種後に発熱、悪寒、発疹、頭痛、めまい、倦怠感、一過性の意識消失、リンパ節腫脹、嘔気・嘔吐、下痢、関節痛・筋肉痛などの症状が出ることがありますが、通常2~3日で消失します。その上で、症状が強かったり、不安を感じられた際は、お気軽にご相談下さい。
尚、極めて稀に接種後30分以内に呼吸困難、咳こみ、ぜんそく様発作、蕁麻疹が出ることがあり、これらの症状はショック、アナフィラキシー様症状と言われ、放置すると生命の危険性がありますので、直ちに医師または看護師にお申し出下さい。し出てください。
※副反応による健康被害が生じた場合の救済については、健康被害を受けた方、またはご家族が独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づいて手続きを行うことになります。
尚、予診票に「今日は普段と違って体の具合が悪い」等の旨を書かれている方には接種しておりません。ワクチン接種は体調の良い時に行って下さい。風邪の初期症状などによる体調不良時に、他院様で接種可と言われている場合でも、当院では接種は行えません。
また、接種後30分は特に体調の変化に気をつけて下さい。更に接種後24時間は、副反応の出現に注意して下さい。